カテゴリ:2014年1月ー3月



31日 3月 2014
床 花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものは我身なりけり 花 一休椿 七竈 花入 手桶型 香盒 土鈴香盒 床は坂部先生の作品です。 お稽古ではかな文字を勉強し、 問答でスラスラと詠み上げられるようにしました。 この歌は百人一首の96番歌です。 作者は入道前太政大臣、藤原公経のことです。 それとも、西園寺公経の名前の方が有名でしょうか。...
24日 3月 2014
床 桃李不言下自成蹊 花 土佐水木 貝母 花入 舟徳利 香盒 瑠璃釉 茶通箱と釣釜のお稽古です。 それぞれ独特な所作が多いので澱みなく点前をするのは難しいですね。 書は、桃李不言下自成蹊。 成蹊大学の名称の元となった有名な句です。 「桃や李(すもも)は何も言わず、 自己宣伝などしないけれども、 その花の美しさ、果実のおいしさに惹かれて...
19日 3月 2014
文旦を頂いたので、 皮を煮て砂糖漬けにしました。 砂糖漬けは時間がかかります。 これを作るのにも4日を要しました。 煮ては一晩休ませ、煮ては一晩休ませの繰り返し。 こうすることで渋みが和らぎ、香りと甘味が引き出されます。 自然の素材にあまり手を加えないお菓子は 薄茶と相性がいいですね。
17日 3月 2014
床 花 お蔭様で、山田宗愛は、 皆様から頂いたお花、 川合さんが書いて下さったお花と、 沢山の花々に囲まれて四十九日間を過ごすことが出来ました。 皆様には御礼として、私が愛読しております般若心経絵本をお受け取り頂きました。 『般若心経絵本』 添え文を下に載せておきます。
17日 3月 2014
床 一花開天下春 寄付 東大寺お水取り 「一花開天下春」 一輪の花が開き、そのことによって天下に春がやって来た。 開悟した人の目には山川草木全てが成仏していて、現実そのものが浄土である。 正に、十牛図の9番目、返本還源をそのまま表したような禅語ですね。 また、お稽古では織田有楽を取り上げました。 織田有楽が茶道史における重要人物であることは...
09日 3月 2014
栗餡を大量に作りました。 これをそのまま食べられる和菓子を ということでどら焼きにしました。 随分と分厚くボリューミーになってしまったので お稽古では4つに切ってお出ししました。 素材の甘味を感じて頂けたら幸いです。
09日 3月 2014
床 琴瑟和 大道賛 平家琵琶「相応」 雛飾 雛祭りに因み、床には琴瑟和をかけました。 (言葉の解説については昨年の記事をご覧下さい) 雛祭りは上巳の節句とも呼ばれます。 巳は弁天様の使いであることから、縁のある琵琶を飾りました。 お勉強では、古渓宗陳を取り上げました。 常々考えていたことなのですが 利休の師は武野紹鴎、その師が村田珠光。...
05日 3月 2014
床 雪裡の梅花只一枝 社中の方々や、 生前山田宗愛と親しくして下さった皆様から お花や果物等が続々と届き、 和室がとても華やかになりました。 この週のお稽古は、皆様にお茶を供えて頂き、般若心経を読み上げ、 思い出を語り合いました。
05日 3月 2014
床 梅が香にたぐへて聞けば   うぐいすの声なつかしき春の山里   西行 花 加茂本阿弥椿 七竈新芽 花入 尺八「閑座」    一重切「寿老」 香盒 黄瀬戸 宝珠 寄付 えぞ錦 二週連続の大雪で、土曜のお稽古はお休みとなりました。 その日の早朝、乙亥会発足前より講師として皆様と関わって参りました山田宗愛が他界致しました。 94歳でした。...
05日 3月 2014
床 光陰如矢 花 えぞにしき 花入 鶴首 高取焼 香盒 滑車 織部 茶杓 銘「うるはしき神々の恋建国日」 今回の作品。 「光陰矢のごとし」は馴染みのある言葉です。 月日は飛ぶように去ってしまうと考えると、 少し慌てり嘆いたりしたくもなるかもしれませんが・・・ 太陽は急ぐ様子もなく、なにくわぬ顔で輝いています。 同じように月は音もたてずあわてず、...

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