床 瑠璃鳥 富田渓仙画
花入 鶴首青磁
香 紫舟 鳩居堂
香盒 蛤
釜 糸目釣り釜
棚 末広棚 宗匠頭巾飾り
水壷 京焼 森里陶樂造
茶入 金輪寺棗「清」 田中清人作
茶杓 「坐」田中清人作
茶盌 黒樂 松樂造
同 干支 赤尾陶象造
蓋置 禧山 清水焼
建水 赤絵 有田焼
茶 四方の薫 小山園詰
菓子 岩根つつじ 川崎 末広庵
器 竹二段重 竹虎造
拝見盆 根来塗丸梅盆 菱田賢治造
木々もすっかり芽吹き、
新緑の葉が茂る季節となりました。
自然豊かな 日本庭園に位置する小高庵にて、
この度披露茶会をさせて頂きましたこと、
心より感謝御礼申し上げると共に
光栄の至りに存じます。
昨年の十月二十二日に執り行って
頂きました許状式から、
数えて半年後の四月二十三日にご披露が
できたことも不思議に思えます。
忙しい三人が、漸く集まり打ち合わせをする中、
今回のテーマでもある「縁」も、あっという間に決まり、
より良いスタートを切ることが出来ました。
私は書院席での披露となりました。
明るく華やかな雰囲気の中、
新緑を目にしながら清々しいお気持ちでお客様にお過ごし頂けたら幸いと思い、
先生方々のご指導を賜り、心を込めながらお道具の取り合わせ、お菓子、お茶等々考え工夫致しました。
当日も、先ずは「自分の心」を見つめ慌てずゆったりと心落ち着けることが一番と思い亭主として臨みました。
至らない場面も数々御座いましたが、皆様の温かい眼差しを感じることで、心も落ち着き何とか無事に終えることが出来ました。
皆様と一期に一度の会を一緒に創り上げることができ、本当に嬉しく、良き経験となりました。
このような立派な披露ができましたのも、ひとえに宗景先生並びに宗敦先生のご指導のお蔭と深く感謝申し上げます。
そして宗見様並びに乙亥会の皆様にもご協力賜りまして、誠に有難う存じました。
最後に宗容様、宗孝様に支えて頂き、ご一緒できたこと、
生涯忘れることのない一時となりました。
本当に有難うございました。
清坐庵微笑こぼれ 春の宴
清坐庵 後藤宗朋
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