床 願わくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月の頃
桜樹箱
小間花 浦島草
今週は、『名碗を観る』の最終回でした。
喜左衛門井戸は、言わずと知れた大名物。
一井戸 二樂 三唐津の井戸茶碗のトップで、
国宝に指定されています。
所有した人物が次々と腫物の病気を患っていった
という話も有名で、
それはこの茶碗で徳川家康が加藤清正を毒殺したからである・・といった噂まで実しやかに囁かれています。
その曰くつきの茶碗を周囲の反対を押し切って
550両で求めたのが松平不昧公です。
不昧公といえば、松江藩主。
現在、松江は京都、金沢に次いで茶道文化の発達した地として知られており、
昨年末の三葉会茶会でも松江のお菓子を取り寄せましたが
これは松平不昧公の功績に他なりません。
座学では、不昧公が自身に重ねたという円相と合わせて、喜左衛門井戸の魅力を改めて探りました。
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