床 花無心招蝶
花 雪小国
花無心招蝶
蝶無心尋花
花開時蝶来
蝶来時花開
吾亦不知人
人亦不知吾
不知従帝則
花は無心にして蝶を招き
蝶は無心にして花を尋ね
花開く時 蝶来たり
蝶来たる時 花開く
我また人を知らず
人また我を知らず
知らずして帝則に従う
良寛師の漢詩です。
良寛様らしい、素直にイメージのしやすい詩ですね。
無心とは、あるがまま、懸命に生きる姿です。
(無心)
偽ることなく、直向きに生きていれば
出会うべく人に逢う。
それが自然というものです。
花は、雪小国の小さな蕾を前日に娘が入れましたが、
当日になるともう膨らんでいました。
すると、お稽古に蝶の帯を締めた方が何人かいらっしゃいました。
「花無心招蝶」の世界が再現されているようでした。
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