3/31_4/2 花無心招蝶

床 花無心招蝶

花 雪小国

 

 

花無心招蝶
蝶無心尋花
花開時蝶来
蝶来時花開
吾亦不知人
人亦不知吾
不知従帝則

 

花は無心にして蝶を招き
蝶は無心にして花を尋ね
花開く時 蝶来たり
蝶来たる時 花開く
我また人を知らず
人また我を知らず
知らずして帝則に従う

 

 

良寛師の漢詩です。

良寛様らしい、素直にイメージのしやすい詩ですね。

 

無心とは、あるがまま、懸命に生きる姿です。

無心

 

偽ることなく、直向きに生きていれば

出会うべく人に逢う。

それが自然というものです。

 

花は、雪小国の小さな蕾を前日に娘が入れましたが、

当日になるともう膨らんでいました。

すると、お稽古に蝶の帯を締めた方が何人かいらっしゃいました。

 

「花無心招蝶」の世界が再現されているようでした。