床 玄玄
花 蘇芳 八手花笠
花入 松葉篭
床の字に因み、座学では玄々斎を取り上げました。
玄々斎は立礼式を考案する等、茶道の近代化に貢献されました。
玄とは、奥深いもの、絶対的な真理のこと。
また、玄武で知られる通り、色としての玄は黒を示しています。
これは奥深くて判別の難しい色、天の色だと言います。
今回の作品を担当された渋谷さんの解説によると、
「玄中玄」とは、形や言葉にとらわれない真実の姿をみてとっていこうとすること
だそうです。
難解なようにも聞こえるかもしれませんが、
形やと言葉にとらわれない真実の姿とは宇宙の姿そのものです。
宇宙の姿をみようと
古今東西、様々な角度からアプローチがなされてきました。
渋谷さんは、今回の解説文の最後に
乙亥会の茶の湯の世界に魅かれている私です
と書いて下さいました。
宇宙という名の和を追い求めているのが乙亥会の茶道です。
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