床 拈華微笑
花 藤袴 猫髭
花入 経筒
今回の禅語は「拈華微笑」
土曜のお稽古に来られている小杉さんの作品ですが
前の週、渋谷さんに付けさせて頂いた庵名「拈華庵」と同じですが
ご本人はそのことを知らずにこの言葉を選ばれました。
あまりにタイムリーで皆様驚かれていました。
拈華微笑という言葉を聞くと、
私は渋谷さんのお顔が浮かびます。
いつもお稽古の時にご自分の畑でとれたお花やお野菜を持って来て下さるので
渋谷さんを見た皆さんが自然と顔をほころばせるのです。
ですから庵名もすぐに決まりました。
小杉さんの場合は、この言葉から9月に亡くなられた伯母様を想起されるそうです。
「マリアさま」と呼ばれるほどにいつも優しい微笑みに満ち溢れた方であったと。
私たちは厳しい禅の修行を積んではいないので、禅語の意味全てを理解することは難しいかもしれません。
でも、その禅語と身近な人を結びつけることによって
その言葉が活き活きと輝きだしたり、とても身近な存在になるということはあると思います。
コメントをお書きください