床 白雲抱幽石
花 谷渡り(人工衛星の木)
花入 李朝瓶子
先週に引き続き祇園祭の道具組でお稽古をしました。
床は、白雲抱幽石。
人里離れた深い渓谷。
入道雲が沸き上がり、巨大な岩肌をそっと包み込む。
実際にそういった景色の中に身を置くことは中々難しいものです。
それでも、先週の続きのようですが、
この壮大な景色の中に自分がいるのを頭に思い浮かべてみれば
自分の身体も白雲に包み込まれていきます。
毎日のうだるような暑さを忘れ、スッと浄化されたような気持になるでしょう。
ですから毎年、夏になると掛けたくなる禅語です。
花と花入は、その禅語が持つ世界から選びました。
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