4/9_11 第二十四回花の式 自祝

寄付 木製香盒 丹頂鶴 筍

   高校時代から現在までの写真

床  寿 圓大院日政 権大僧正筆

花  浦島草 二人静 

花入 益子焼

香盒 紙釜敷

釜  糸目釣釜

棚  徒然棚

水壷 染付色絵 桃花山水図

茶入 肩付

仕覆 道元緞子

茶杓 銘「和」 一位

茶盌 好日 井戸 景善教造

同  福寿 黒楽 松楽造

菓子 花籠 青柳

器  木皮

濃茶 式部の昔 小山園

棗  木地物「いぶき」

茶杓 干支

茶盌 干支 赤尾陶象造

同  萩焼

同  自作 鎌倉泉窯

干菓子 春の琴 ばいこう堂

器  鎌倉彫

  

 

第二十四回となる今回の花の式は、

乙亥会が発足するはるか前から、

四十年以上母のもとで茶道を続けてこられている、

渋谷さんと後藤さんが担当されました。


寄付にはお稽古を始められた頃から現在までの写真が飾られ、皆様歓声をあげていらっしゃいました。


お道具も、当時に自作されたお茶盌が使われたり、

渋谷さんが青竹を切って作られた結界や冷凍保存された桃の花が瑞々しい存在感を放っていたりと

皆で四十年前にタイムスリップした様な、若々しさと華やかさに満ち溢れた楽しい会となりました。


渋谷さん、後藤さん、そして初めて花の式を担当されたお二人をずっとサポートしていらした律子さんの三人の絆を

改めて心強く感じました。


これまで母にずっとついてきて下さったことに感謝すると共に

これからも母共々乙亥会を支えて下さいますようお願い申しあげます。


お二人の感想文を下に掲載させて頂きます。



4月9日木曜日と 11日土曜日の二日間にわたり

第24回花の式を行いました。

今回は後藤、渋谷の2人で、“自祝”と題し還暦祝いで行いました。


寄付には、高校時代から今日までの写真を律子さんがアルバムにしてくださいました。

懐かしい写真は、茶道を通して私たちの人生を

心豊かに送ることができた記録でもあり、

宗景先生には感謝感謝の思いでおります。


当日に開花を合わせる為に冷蔵保存をさせた

桃の花と一位、丹頂鶴、そして朝採りした大きな筍を飾りました。


お軸はお祝いの席にふさわしい“寿"を掛け、

炭点前の代わりにお床に紙釜敷を置かせて頂きました。


献茶 供茶の点前をし、釜は季節に合わせた糸目釣釜をかけました。

宗莉様には春の曲のお琴を奏でていただき、心清められたひと時となりました。


懐石は 社中の皆様のお心づくしの品々を頂戴しました。


後座のお床は軸をはずし、浦島草と二人静の花を飾りました。

干支の茶碗、茶杓等還暦にふさわしい品々も用意しました。

青竹の蓋置きと結界、 茶碗は高校時代鎌倉で手造りをした物で、

お道具も皆様に披露でき嬉しく思っております。


徒然棚にはお袱紗でお雛様も飾りました。


両日とも皆様に温かく見守って頂き、無事に終えることができました。
宗景先生、宗莉様とは高校生の時に茶道部を立ち上げて以来 40年余りのお付き合いで、

今回は色々とお世話になり、ご協力頂き本当にありがとうございました。

長年にわたる友達の素晴らしさを再認識し、ご縁に感謝致します。


初めて亭主をさせて頂き、宗景先生にはこれまで私達をお導き頂き厚く御礼申し上げます。

また良き思い出が増えたお茶席となりました。

                                                後藤朋子  渋谷孝子