床 秋天一声雁 大橋香林
花 庭のもの
花入 旅枕 盛岡嘉祥
香盒 結び文 天命 若林秀作
紙釜敷 午 山崎吉左衛門
水壷 韮山竹根 綾部経雲斎
茶入 飛青磁
仕覆 復元 江戸和久田金襴
茶杓 十二本のうち十月 榊 藤森宗衍
茶盌 銘 空明 河村又次郎
蓋置 妙喜庵古材
建水 エフゴ 山本太仙
茶 大内山 松倉茶舗
菓子 埋火 ちもと
器 縁高
年に1回開催してきた三葉会も今年で18回を迎えました。
今年、乙亥会は濃茶席を担当しました。
前回の濃茶席に続き、今回も鈴木まどか先生に平曲を
平家物語巻之二から【蘇武】を語って頂きました。
道具はそれに合わせて選びました。
濃茶の点前は、社中ほとんどの方が一回ずつ担当するように致しましたが
各々が二か月かけて練習を積んできた成果が出ましたでしょうか。
私は終始水屋で点て出しの濃茶を担当していましたが
予期せぬトラブルに見舞われ初回と二回は大失敗をしてしまいました。
該当回に入られたお客様には申し訳ない気持ちで一杯です。
今までと異なる、甘味を引き出す点前をそのまま大人数用に採用すると
様々な問題点が生じることが判明しました。
練習では8名分までしか経験していなかったのですが
その時は上手くいったからと慢心があったのです。
これには反省しきりです。
息子をおんぶしたり抱っこしながらの水屋仕事。
社中の皆様にはご迷惑をおかけしながら多大なご協力を頂きましたが
お陰様で茶会における各服濃茶の練り方についても
現時点での結論は見出せたように思います。
正客様のみならず、その席に座って頂いた全てのお客様に
美味しい濃茶を召上って頂く為に
更に研究と修練を重ねます。
お入り頂いたお客様
伊東先生、池澤先生、
そして初回から最後まで、十三回全て休みなく語って頂いたまどか先生
社中の皆様
心よりお礼申し上げます。
有難うございました。
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