9/27 池澤宗陽先生 親睦茶会

 

*管理人宗敦産休中の為、社中の方にお稽古レポートをお願いしています。

 

 

 

土曜日乙亥会のメンバー8名(写真参照)で、『親睦茶会』に行って参りました。
この日は一日中、曇りで涼しい風が吹いている気持ちの良い天候でした。

 

場所は、JR高田馬場駅から徒歩10分、

‘茶道会館’です。
高層ビル群のある副都心、

新宿区に古風なお茶室があるなんて驚きです。

 

お客様は300名超と聞きました。

私たちは100番前後でした。

 

会館には10時20分頃に着きました。
その時すでに鈴木宗景先生はお茶席を2つも回っていました。

 

 

最初に、鈴木宗景先生のいとこの奥様、

池澤宗陽先生の峯春亭での薄茶席に

お伺い致しました。

 

どれもがユニークなお道具で、

機織り機の部品の筬(おさ)で作った結界、

リチャードのひし型水差(十字架との事)、

お弟子さんが作ったお釜、

お義母様の外地引き揚げの時に持ち帰った

籠の花器(写真参照)、

など面白かったです。

お軸は紫紅(写真参照)、

お菓子は亀屋万年堂の雲居の雁で、

栗がサンドされた季節感溢れる上品な物でした。

 

次に、点心席にて三友居のお弁当と一緒に大変香ばしく美味しいお茶を頂きました。

 

二席目は、原田宗高先生の真の間での濃茶席に参りました。
お菓子は、鶴屋吉信の花笠を着せ綿に見立てた愛らしいもの、

床は鳳瑞の力強い軸、楚々とした風情のあるしゅうめい菊と花器は耳付きの鶴首でした。

 

続いて、三席目は、第七東青年部 学校茶道連絡協議会の明々軒での薄茶席に参りまいた。
全て女学生の方々で、皆さんの制服が異なっていました。
立礼席で、私は初の経験でした。

疲れ果てた膝にとても優しく助かりました。
床は華やかな扇面の掛物、水差しは碧のススキ模様で底には壽の字、八角形の建水でした。

お菓子は河原撫子と末富のせんべい。
その後のファミレスでの集いもあり、楽しい一日でした。


(情報提供 海老原 雅子、小美濃昭子、小沼 久美子)(文章 写真 小寺 信彰)