*管理人宗敦産休中の為、社中の方にお稽古レポートをお願いしています。
すっかり秋めいて参りました。
今週も先週に引き続き丸卓の飾り棚、風炉の炭手前等のお稽古をしました。
今週のお軸は『看脚下』(かんきゃっか、あしもとをみる)。
お軸を書かれた小美濃昭子さんによりますと、
『足元の履物をきちんと揃えたか、
まず始めにその姿勢を正してから物事にあたれ』
という意味の禅語だそうです。
足元がしっかりしていれば不安も無くなる。
そうすれば道も踏み外さず、前へ進んでいける。
お稽古にも実生活にも当てはまり、
座右の銘にもしたくなる禅語ですね。
20日(土)はお彼岸の入り。
宗敦先生がお嬢さんの美琴ちゃんと
おはぎを作って振舞って下さいました。
もちもちのお餅にほどよい甘さのあんこ。
そして、香ばしさ漂う黒ゴマ。大変おいしくいただきました。
寄付きからお床、小間席も萩があしらわれておりました。
萩一色です。
「万葉集」に出てくる花では梅と双璧をなしているのが萩です。
古来より日本人に愛されてきた萩。
花一輪を手にとってみても、それほど美しいと思いませんが、
萩が秋風に身をゆだねている様子は、
たおやかな乙女のようで風情がありますね。
これからも、和の心を大切にお稽古に励んで参りたいと思っております。
文章担当:小沼久美子
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