2/6_8 光陰如矢

 

床 光陰如矢

花 えぞにしき

花入 鶴首 高取焼

香盒 滑車 織部

茶杓 銘「うるはしき神々の恋建国日」

 

 

今回の作品。

「光陰矢のごとし」は馴染みのある言葉です。

月日は飛ぶように去ってしまうと考えると、

少し慌てり嘆いたりしたくもなるかもしれませんが・・・

 

 

太陽は急ぐ様子もなく、なにくわぬ顔で輝いています。

同じように月は音もたてずあわてず、

美しい満ち欠けを見せてくれています。

こんな天体のリズムに波乗りのように

乗ってしまいましょう。

自分の小さな考えの中で自転して、

からまわりした時間を過ごしてしまわないように。

 

作品を書かれた井澤さんの紹介文より抜粋

 

 

 

 

以前から

 

1月は行く

2月は逃げる

3月は去る

 

と、この3か月はあっという間に過ぎてしまうと言われてきましたし

12月は言うまでもなく師走です。

年や、年度の終わりが見えると人は時間に追われるように感じる習性があるようですね。

 

自分で設定した締切のせいで、せわしなくなっていませんか?

空を見上げて、天体のリズムを感じてみましょう。

 

 

 

 

 

土曜は大雪の中、

小寺さんがお稽古にお見えになりました。

 

外一面の雪が光を放つ中でお点前をされる姿は

何とも幻想的でした。