床 梅が香にたぐへて聞けば
うぐいすの声なつかしき春の山里
西行
花 加茂本阿弥椿 七竈新芽
花入 尺八「閑座」
一重切「寿老」
香盒 黄瀬戸 宝珠
寄付 えぞ錦
二週連続の大雪で、土曜のお稽古はお休みとなりました。
その日の早朝、乙亥会発足前より講師として皆様と関わって参りました山田宗愛が他界致しました。
94歳でした。
亡くなる1週間と少し前まで、お稽古の日に社中の皆様に点てて頂くお茶をとても美味しそうに飲んでおりました。
その後、次第に食べ物が喉を通らなくなり、最後は苦しむことなく非常に安らかに
お釈迦様の入滅と同じ日に旅立つことが出来ました。
亡くなる前夜には、先にあちらの世界に逝かれた乙亥会の方が私の夢枕に来て下さいました。
きっと今頃は山田先生が慣れない場所に行くのをサポートして下さっていることと思います。
この様に大往生できたのも、皆様のご協力の賜物です。
写真は昨年9月に本人が書いた辞世の句です。
あたたかな
青海風をいただきて
うれしやな
本当に有り難うございました。
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