床 不風流処也風流
花 錦木照葉 小菊 桜蓼
花入 通い筒
蓋置 雀 黒陶 泉釡
寄付 火熨斗に小菊
床は8月から新しくお仲間に入られた小沼さんの作品です。
はじめは無様でも直向きにその道を続けていれば、
いつか様になってくる。
そして続けているその姿自体が風流になる。
この禅語はお茶を始めたばかりで右も左もわからない私には
大変な励みの言葉となりました。
小沼さんの紹介文より
そこで花や香盒には敢えて庶民的な題材を選び
寄付には火熨斗を花入に見立てました。
十牛図であれば2番目の見跡ですね。
山中をさまよいながら、
牛の姿が見たい、これは牛の足跡かもしれない
とさまよう姿は
何も分からない人から見れば
果たして何をやっているのだろう?
というところですが
課題に向き合い、道を踏み進めていく行為はとても尊いもので
高僧や大茶人と呼ばれる方々も
必ずこの過程を通って来られたのです。
フレッシュな感覚とともに
不恰好な自分を楽しみましょう。
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