12/20_22 百代の過客

床 無事是神仙 雪山

花 紫陽花照葉(空蝉付)山茶花

(小間 山吹照葉)

花入 梅瓶

寄付 干支の交代

 

今年最後のお稽古は、先週に続き旅箪笥と長尾を扱いました。

松尾芭蕉ではないですが、旅は、人生の旅。

今年の旅を振り返る意味を込めました。

 

長尾は、秋津飾り。

花の式でもあった通り、「秋津」とは蜻蛉のことで、「秋津島」とは日本のことです。

蜻蛉は古くから「秋津」として親しまれてきたのですが、

日本書紀によると、神武天皇が山頂から国見をした際に「あきつのとなめの如し」(蜻蛉の交尾のような形だ)と感嘆したことから

日本のことを「秋津島」と呼ぶようになったそうです。

 

 

 

 

庭の蝉は無事に旅を終え、土に帰ったでしょうか。

 

 

私自身は、RSウイルスにより先週ずっとダウンしておりましたが、

ようやく咳も少し楽になってきました。

できれば大みそかにはマスクなしで今年を締めくくりたいものです。

 

来年も皆様と共に、素敵な1年にしていければと考えております。

よいお年を。