手製和菓子帖(其の二)―朱鷺色外郎―

先週和菓子を作ったばかりだったので次は1か月後くらい…と思っていたのですが

お稽古前日の水曜日

「“朱鷺色”という銘でお菓子を作ってほしい」

と突然指令を受け、急遽制作しました。

本当は練りきりにする予定が、白あんが手に入らなかったため外郎に。

濃い朱鷺紅色の外郎を白い外郎で包み、透けて見える色が朱鷺羽の色になるように工夫しました。

 

ただ、外郎生地がとてもくっつきやすく、時間が経つと柔らかくなりすぎてしまうのが難点。

とても食べづらいお菓子となってしまい、社中の皆様にはご苦労をおかけしました。

改良が必要ですね。

 

 

この外郎を作り終えた夕方のニュースで

朱鷺のヒナが空に羽ばたいた映像が流れていました。

また、レッドリストも見直しだとか。

思わぬ吉報、そして偶然に舞い上がりながら

木曜のお稽古はお席も話題も朱鷺色一色になりました。

 

 

 

朱鷺色のさつきである「秀峰の光」の写真等はギャラリーをご覧下さい。