床 山花開錦似
花 山吹
脇床 ほろほろと山吹散るか滝の音
今回、床の作品を担当されたのは
着物のプロ、川合さんです。
春になり、一斉に花が咲き誇り、
生命の活力漲る様子が錦のようだという禅語ですが
錦とは金襴の布地のことであろうと、
そして金襴の織物を当時知っている人たちはどれ程いたのだろうと、時代に思いを馳せていらっしゃいました。
言葉そのものの意味に加え、書かれた背景を慮ることで
難しい禅語もぐっと身近なものとして感じられるようになるのかもしれません。
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